リアル過ぎるアメリカンポリスの日常 映画「エンド・オブ・ウォッチ」

ロサンゼルス市警の制服警官の仕事っぷりを満喫する映画。
ポリスムービーの主役は刑事になるものが多いなか、制服警官で白人のライアン・テイラー(ジェイク・ジレンホール)とメキシコ系マイク・ザヴァラ(マイケル・ペーニャ)が、思いつきで手持ちカメラ撮影をしながら、お仕事していくお話。
日本なら、おまわりさんがパトカーに乗って、パトロールする。その繰り返しで、たま~に『警視庁24時』みたいなことになるでしょうが、ロサンゼルスのサウス・セントラル地区では初日から銃撃戦です。さすがは銃社会、九割方は銃構えてお仕事です。
とはいえ、それが日常。二人は冗談を飛ばしながらヤバそうな連中を捕まえたり、消防より早く火災現場に駆けつけ、子供を救助したりします。テイラーとサヴァラの好感がグイグイあがります。ふたりともキャラが良い相棒(バディ)です。
でもその脇では、同僚のハウザーが暴漢に右目にナイフを突き刺されたり、新人さん(女性警官)が顔をボコボコにされたりします。命がけの現場の怖さ。この映画の肝です。リアルに描かれるL.A.P.D.の日常。ハンディ・カメラを通じて容赦なくみせつけてきます。
さらに大量の麻薬を押収したことから始まるメキシコ麻薬カルテルとの因縁や、こんなときに言わなくていいよ「妻が子供を出産」「恋人が妊娠した」と嫌な予感しかしない展開に進んで
いきます。テイラーの恋人ジャネット(アナ・ケンドリック)ザバラの妻ギャビー(ナタリー・マルティネス)ともに魅力的で、制服警官ではない日常のプライベートな部分を彩ります。…が、不安が募っていくですよ。幸せなら幸せなほどに!
とまあ、ここまで観てしまったら、見届けるしかない。デヴィッド・エアー監督の術中にまんまとハマってしまったわけです。
そして、鑑賞後「エンド・オブ・ウォッチ」というタイトルがそもそも、ネタバレだったと気づいたのでした。

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